「あ〜それ、やろうと思っていたのに。」
人に先を越されてしまう。
自分が言い出しっぺなのに。
自分も同じことを考えていたのに。のに、のに、のに。

一瞬こころがざわざわするかもしれない。
でもちょっと待って。
あれ?
それって、本当に本当に本当にやりたいことだった?

やろうと思っていたことがすでに誰かにやられていたり、やりたいと考えていたことがすでに現実に存在したり、話したアイディアを先取りされてしまったり。そんなこともあるかもしれない。
「あぁ、もっと早くやっておけば。」「なんだ…。」「それは自分が考えたのに!」そんな言葉が浮かぶかもしれない。
でも…もしかしたら、それって〈自分が〉やる必要のなかったことかも、しれない。

会社員時代に、エクセルを使いながら思ったんです。
「あ〜こんなことができたらいいのにな。」
「こんな機能あったら、この仕事一瞬で終わるんじゃない?」
そう思うことって大体、調べると方法があるんですよね。その分野に詳しくて、もっともっと達人!域の人たちが、ちゃんと解決策を用意してくれている。その方法を編み出してくれていることに「サンキュー!」って心から思いました。

「こんなのがあったらいいな」
「こうなったら便利なのにな」
「こうだったらより面白いのにな♪」
そう思って、調べて、探してみても、見つからないもの。「ちょっとだけ…こうじゃないんだよな〜。」と、どうしても気になってしまうもの。誰かがやっていても、やってなくても、関係なく「やりたくなっちゃう」こと。
そういった「理想と現実のちょっとしたギャップ」「見逃せないミスマッチ」って自分だけのとってもユニークな視点。
そのギャップやミスマッチが「え!これってみんなが思っていることじゃないの!?」って気づいて、その価値に自分自身が納得できたときに、はじめて自分の役割って浮かび上がってくる気がして。
ギャップやミスマッチの発見にワクワクする。そのワクワクの積み重ねが、その人だけのオンリーワンの世界な気がして。