ここ2週間ほど、体調を壊してからなかなか本調子にならず、のんびりとしていていました。
「今週こそ、これやりたいな!あれやりたいな!」そう思いつつも「よ〜し、やろう♪」と動こうとすると「あれ?少しギアを入れなきゃいけないかもしれない。」そう感じることに気がつきました。
気持ちは「やりたい」でも身体の中心に「力が入らない」。そんな時はお休みのサインだなと捉えています。
ちょっとがんばればできる。少し無理したらできる。そうやって力技で自分自身を持ち上げて、「いい状態」に持っていって乗り越える。それは20代でイヤと言うほど経験をしてきました。いい面も、悪い面もありました。
いい状態とは「やる気がみなぎってるぞ〜!」と力みすぎているでもなく、ギアを入れて「テンション高く!」というわけでもなく、ただただ自然体である状態のことです。自然体じゃない時って、どこかに力みやズレが生じています。少しのズレならOK!としても、大きくズレているにも関わらず、その場限りで取り繕うことは結果どこかに歪みを伝播させます。
コンディショニング能力を身につける
30代になってトライしてみたかったのは「コンディショニング能力を身につける」ことでした。
コンディショニング能力とは「あ、何かがズレ始めているな。」その予兆に気がつけるようにすること。そして気づいた時点で「止まる勇気を持つ」こと。止まってから「いい状態」へのコンディショニングに積極的に取り組む、この3ステップを習慣化するということです。
身体と、心と、思考と
身体・心・思考というこの3つのハーモニーって、本当に不思議です。いろんなことが日々起こりますが、その度に身体の声を聞くこと、心で感じたことをキャッチすること、頭で考えたことを認識すること。
そうやって身体、心、思考の声に耳を傾けてみると、あらゆる方向からいろんなサインを送ってくれていることに気が付きます。その連携とタイミング、メッセージは過不足なく、有機的につながり、影響しあっているようです。これらを上手に活かすことができたら…どんな日常になるんだろう?そんな想いからいい時も悪い時も「これってどんな繋がりが現象になって現れてきたのかな?」そう考えることがいつの間にか習慣になり、その謎解きゲームが楽しみにさえなっています。
旅先で朝起きたら歯が欠けていた…
そういえば数年前に、旅先で朝起きたら歯が欠けていたことがありました。(笑)「じゃり…」っという違和感で朝目が覚めるという衝撃。「えぇ!嘘でしょ!?」と驚き&パニックでしたがその時も身体からの「このままじゃダメだよ〜」のサインなんだろうなと受け止めて
- 抱えていた気持ちの整理(心)
- 考え方のアップデート(思考)
- 物理的に歯列矯正に取り組む(身体)
- それに合わせて身体のメンテナンスの習慣化(身体)
ネガティブパワーで即現実化
「この体調不良は、何のお知らせかな…?」今回もそうやって自動的に自分自身へと質問が投げられていました。人との会話の中でも「こんなことがあったんだけど…どう思う?」とつぶやいてはいろんな人の意見も聞いてみました。そこで見えてきたのは…私自身が持った感情(心)、つい考えたこと(思考)が身体に影響したんだろうな〜ということでした。
ここ数年寝込んだり、体調を壊すことが一切なかったのですが、それは体調管理を気をつけていたのはもちろんのこと、思考的にも「体調が悪くなる」ことについて一切考えることがありませんでした。さまざまな情報が入ってきますが、情報は情報。自分は自分で、その情報とは上手に切り分けて意識的に距離を置くことができてきました。
それが…体調を壊す数日前に
- 久しぶりに強めに負の感情を持った出来事あり
- 体調不良について、考えてしまった時間があり
- 心地悪さを感じながらも我慢してしまったことあり
- 「あ、体調壊してもそれはそれでいいじゃん!」みたいな受け入れ思考を一瞬持ってしまったことあり…
これらがコンボのように連続して起こった直後に、ガクッと体調を壊してしまったのです。
シンプルに回転させる
身体、心、思考がシンプルになればなるほど、自分らしくいやすくなる。そう思います。そしてシンプルになればなるほど、考えたこと、思ったことの実現もスムーズになる。そう実感します。つまり、本当にダイレクトに自分に返ってくる。それは「いい」と思えることも、「悪い」と見えてしまうことも、どちらも同じようにそのまま実現するということです。だから起こったことが、何から生じているのかも分かりやすくなる気がします。
周りのサインを読み解いていくことと、自分の声(身体・心・思考)をしっかりと拾い、寄り添って調整していくことの大切さを日々、痛感します。このキャッチするスキル、寄り添うスキル、コンディショニングするスキルは、こうやって失敗しながら経験を積んで、乗りこなしていくのが実は一番の近道。スキルって、自分の感覚とものすごく密接に関わっていて、言葉でいくら説明されてもテニスが上手になることがないように実践して感覚的に掴み、腑に落としていくものだからです。
未来の私よ、よろしく!
「これ、全然望んでなかった〜!!!」ってことが起こるたびに「この始まりはどこだったんだろう?」「その後、どんなプロセスが関係してるんだろう?」そうやって自分の記憶と、その時の感覚を紐解いては「次、同じようなことが起こりそうな時は…こうしよう!」と未来には別選択をするように決める。
失敗の経験をこうやって残しておくと、次に同じようなことをしてしまった時には「あ!同じパターン繰り返してる!」って気付きやすくなるんですよね。(笑)
未来の私は…もう今回と同じパターンは繰り返さないことを願います!