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Toggleセッションをしていると、よくこんな瞬間があります。
「お、来たきた〜!」
「揺り戻し、来ましたね」
“揺り戻し”とは、一度変化したものが、また元の方向に戻ろうとする動き。でもこれ、悪いことでも、失敗でもなく、むしろ私は、揺り戻しを「新しいフェーズへの大切な扉」だと思っています。
変化の前って、ちょっと不安定になることがあります。
その不安定さは、あなたの心と身体が少しずつ新しい流れにチューニングを合わせている"サイン"かもしれません。
私たちには「恒常性(ホメオスタシス)」といって、自分の状態を“いつもの安定”に戻そうとする力があります。身体でいえば、体温調整が分かりやすい例。暑くなったら汗をかいて、体温を下げようとする、あの作用です。
心や行動も同じで、新しいことを始めたり、これまでと違う選択をしたときに「本当に大丈夫?」とブレーキを踏むような反応が起こることがあります。それは意図もなく、悪意もなく、意地悪でもなく、本能的な〈安心・安全〉を守るための自然な機能なのです。
だから揺り戻しが来たら「お、守ろうとしてくれてるんだね。サンキュー」と言いながら「でも、新しい方へ行ってみたいんだよね〜」と軽やかにその安全装置を飛び越えていく。
揺り戻しは「あなたがあなたに送っているメッセージ」と捉えることもできます。
「おーい、いつもと違う方向に向かってるよ」
「新しい行動してるよ!」
「安心?安全?本当に大丈夫?」
摩擦が起きるからこそ、一度立ち止まれて、自分の意志を確認できる。だから私は、揺り戻しを「扉」のように感じています。
扉を開くも、開かないも、どっちでもOK。
It’s up to you(選ぶのはあなた)。
ただ揺り戻しを感じている時はまさに「シフトの決断の時だよ〜」ということ。そしてこの時にこそ、心を見直す大切なチャンスでもあります。
揺り戻しが起こる時、それは心の中で“点検ランプ”がついたようなイメージです。揺り戻しが起こったということは、
あなたの安全システムが「違いが発生したよ〜」という事を教えてくれているだけ。「危ない!異常!」って決めつけなくて大丈夫。
もちろん、状況によっては“注意が必要なサイン”のこともあります。でもそれは本当に個別具体。大事なのは、ここで一回立ち止まって“確認”することです。

まずは自分のペースで整える
揺り戻しのとき、自分を少し俯瞰して見ることでスッと落ち着くことができるようになります。そんな時に今の状態を10分で可視化するスターターキットをご用意しています。ぜひご活用ください。
じゃあ、なぜ揺り戻しが起こると苦しくなったり、難しさを感じたりするのでしょう?
それは、新しい方向に動こうとする流れと合わない〈思い込み〉や〈自分ルール〉が、どこかに残っているから。変化って、行動だけの話じゃなくて、行動の根っこにある「考え方」「信念」「価値観」を整えることでもあります。
実は、新しいことを始めても揺り戻しが起こらないケースもたくさんあります。むしろ、信念や価値観に合った方向に進んでいるときほど驚くくらいスムーズに進んで、本人が“変化している自覚”さえないことも。
揺り戻しが起こるときは、過去の自分(これまでの信念・価値観)が話しかけてくれています。
「これからは、もう手放していい持ち物があるよ」
「軽くしていくタイミングだよ」
揺り戻しは、心と身体が協力しながら進むための“話し合いの時間”です。
私は、揺り戻しが来たら「はい、来ました〜!」とワクワクするようにさえ、なってきました(笑)
もちろん、現実としては「うわぁ…」という出来事も起こります。そこで私は「出来事としての“エラー”が起きたな」「安全システムが作動したかぁ…」「内省タイムのお知らせが来たぞ」などと、これまでと揺り戻しの解釈を変えることにしました。
なぜなら「揺り戻しがないことは、ない」からです。「”はい、来ましたね。はい、受けて立つぞ〜!”っていう選択しかないんだな〜」と納得できたら「それなら一瞬で切り替えた方が良くない?」とある時思い、決めました。そんな気持ちで現実に向き合う姿勢でいきたいと思っています。
揺り戻しは、生きている間にきっとたくさん出会うでしょう。
あなたは、これから、揺り戻しとどう付き合っていきたいですか?

一緒に整理する
揺り戻しを「悪いもの」にせず、今の状況を言葉にして整える機会〈ライフデザインセッション〉もご用意しています。
