ハッピーでいたい、笑顔でありたいと思うのは、誰もが持つ願い。ただその幸せの正体ってなに?どうやって手に入れるの?それが分からなくて悩み、困る…。
これまでいろんな方の人生における「幸せ」や「Hapiness」についてセッションでご一緒してきました。その中でみんなに共通していたことがありました。今回はその共通点「気づき」について。
幸せになるために必要な「気づき」とは?
私たちは、外側からの要因に左右されることもあれば、内側の自身の状態によって影響を受けることもあります。これまでいろんな方の人生に伴奏させていただく中で分かったこと、それは「幸せを感じるためには、気づきが大切」ということでした。
「気づき」とは、自分自身や周りの人や環境に対して深く理解することです。自分の望みを知ること、価値観を知ること、そしてそれに基づいて行動や選択・決断していくことです。自分が幸せになるために必要なものや、行動が何かを知ることも大切です。
また、周りの人や環境をよ〜く観察して、理解しようとすることも幸せになるために必要な「気づき」の一つです。他人やコミュニティなど、自分を取り巻く外側とどのように調和できるかを考えることが自分自身を幸せにすることにつながることがたくさんあることも気づかされました。
2種類の「気づき」
「気づき」といっても、実は気づきには2種類あります。それは1つが外側からの「気づき」。2つ目が内側からの「気づき」。
〈外側からの気づき/Awareness〉とは、と言われていて自分の周りで起こっていることについての発見や刺激です。〈内側からの気づき/Self-Awareness〉は、自分自身の内面にある感情や思考、感覚や直感などから得られる気づきです。
〈外側からの気づき〉は、自分をどのように調整したらいいか、環境からのさまざまなフィードバックを的確に教えてくれます。〈内側からの気づき〉に意識を向け、その感度を高めることで自分自身が本当に求めるものについての洞察力を高めることができます。内側からの気づきを増やし、その感度を高めることは自身が進むべき道を見つけるために大切な能力です。
2つの「気づき」のバランスが大切なワケ
この内側への意識と、外側への意識のバランスが大切な理由は、両方が影響しあって人生を豊かにしてくれるから。
外側への意識が強すぎると
- 他人軸になりやすい
- 周囲の期待に振り回せれて自分を見失う
- 自分の望みや大切にしたいものが分からなくなる
- 感覚や感情を感じにくくなる
内側への意識が強すぎると
- 自己中心的で孤独になりやすい
- 外部との軋轢や衝突が起こる
- 外からの情報が少なく独断的になりやすい
- 自分の感情や思考に囚われやすく不安定になりやい
- 客観性に欠け、現実対処がうまくいかなくなる
ということが起こります。
外側からの「気づき」と内側の「気づき」をうまく調和させることができると、内側の欲求、感情も大切にしつつ、外側からのニーズや課題に納得して対処することができます。外側の環境や人と心地よく繋がりながら、自分も相手も楽しく過ごす方法や距離感、関係を築いて、社会的なあたたかいつながりを広げることができます。その結果、社会の中での自分の価値を高めることにもなるし、自分自身の安心感や幸福感も高まるというラッキースパイラルになるのです。
この内側への意識と外側への意識をバランスよく持つこと、状況やタイミングに応じてその意識のスイッチを切り替えることってすごく大切になってきます。自分自身と向き合いながらも、周囲の人や環境にも目を向け、自分自身と周囲の人々とのバランスを取りながら、自分自身の成長や幸福感をどうしたら感じられるか?を探求すること自体が、楽しくなるなったらこっちのもんです♪
幸せの状態に「気づく」ことからすべては始まる
ライフコーチングは、人生をよりハッピーにするための人生戦略会議の機会です。そのために大切なのが自分自身が幸せになるために必要な「気づき」を増やすことが一番大きな目的。
「気づき」には外側からのものと内側からのものがあって、それぞれの違いや、そのポイントを理解しておくことが本当に大切です。内側への意識と、外側への意識、それぞれにアンテナを張りながら自分が本当に「いいな」「心地いい」「ハッピーだなぁ〜」と思う幸せの感覚、状態がどのようなものかに気づくことから始まります。
自分の幸せや、望みを知り、掴むためにぜひ外側からの「気づき」と内側からの「気づき」の両方に意識を向けてみてください。