何歳まで生きるか…って考えたことありますか?
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Toggle100年間に寿命は40年も延びている!?
いつ何が起きるかなんて、考えても仕方がない。寿命は誰にも分からない。
今から100年前の昭和初期の平均寿命は40代だったと言われています。その後、戦後に寿命はどんどん延びて今では女性は87歳、男性81歳。そして2040年頃には90代に突入する推計が出されています。(参照:厚労省・平均寿命の推移)
私は今40代なので80代に届くにはあと40年。これまで生きてきた時間と同じだけの時間がある、ということになります。
そう思うと…ここ数年でさえ激変している社会やテクノロジーの進化を元に、寿命が伸びるこの傾向はどんどん加速されていくんじゃないかなぁと感じています。
あれ?120歳まで生きちゃうかも…疑惑
私の祖母は数年前に99歳で亡くなりました。
あと数ヶ月で100歳!の時で「100歳のお祝いしたかったな〜!おばあちゃん!それが一緒にできなくて残念だったね!」とその点はすごく心残りですが
私自身、最後の数年間で会う機会を増やして話したいこと、聞きたいこと、やりたいこと、それらをやり尽くすことができたので、90代の祖母の生活、姿を間近でみながら一緒に過ごすことができたのは私の人生の財産の1つとなっています。
そしてその経験から感じたのは「あれ…!?このまま行くと私たち世代って…か〜なり長く生きちゃうとか全然あり得そう!」という予感でした。
祖母は大正生まれで戦争も経験し、その後もさまざまな社会変革があった100年間を生きてきました。今と比べたら物質的にも、技術的にも豊かではなかった時代を生き抜いてきたおばあちゃん。私からみると、今よりも過酷で大変な時代に生きてきている。そんな祖母との時間を通して「私たち世代が90代になる頃は今のおばあちゃんたち90代の人に感じる年齢感とは大きく異なっているだろうな」ということでした。
今「寿命は80代」「人生100年時代」とも言われるようになっているけれど100年前に生まれた祖母の90代ライフを見た私は「あれ…!?このまま行くと私120歳まで生きちゃうかも!」と思ったんです。
勝手に〈人生設定〉を変えたワケ
そこで考えたのが「いくつまで生きるかは分からない。だけど、120歳まで生きる前提で生きてみよう!」ということ。
それは2つの理由があって
- 生き急いで「あれ?ヒマ」となるのを防ぐため
- 「今を生き切る」ことに集中するため
20代にはありとあらゆることを急いで、早く、たくさんやるんだ!というように駆け抜け、それによって得たこともたくさんあるし、それと同時に失ったものもありました。
30代になって自分で仕事をするようになると、組織的な評価基準もスピードも、指標がなくなりました。すべてを自分で選び、決めていく。そうすると、気をつけないと得体の知れない「社会の判断軸」に自分を合わせるようになってしまう可能性が高くなることに気がつきました。
生き急ぐと、盲目的に何かを目指して突き進んで行った結果、ゴールに到着したけど「え、これが欲しかったわけじゃない」となる可能性が高いな…と思い「自分のペースってなんだろう?」ということをじっくり考えました。
〈しなやかに楽しく、自分の人生を味わいたい〉と思っている私としては「人生は短い。(から、急がなければ)」と思うよりも「人生120年あるとしたら、今何やりたい?」と自分に問いかける方がうまく機能したのです。
だから「やりたいことリスト」をいつも更新していっているし(生きている間、ずっとやりたいことをやり続けていたいから)
「120歳まであるなら、まぁこれは先送りでいいか!」という判断ができるし(物事の優先順位も、どんどん変わっていく)
「120歳まで生きちゃうだろうから、これは今からやって行きたいよね」ということは今からやって行く。人との関係性、健康、一生使えるスキルを磨くことなど。
もしくは「今しかできない!」ということは今やって行く。例えばそれは興味関心があること、心動かされるもの。情熱や好奇心は生もので、賞味期限は驚くほど短い。
超長期スパンすぎる判断基準が、結果「今を生き切る」こと、マイペースでいられる心のバランサーになってくれているように思います。
設定を変えるのは「ノリ」
こんな前提で生きている中で、最近友達と話している時に何人かと「え!?120歳設定で生きてるの!?その発想はなかったわ!!!!」という話になりました。
「これからもいろんなことがあると思うんだ。でもさ、私たちの人生…あと80年くらいある可能性あるじゃない?(それまでお互い元気に)一緒に遊んでね!笑」ということを伝えると
「そこまでの前提はなかったわ!ここで設定し直す!ありがとう!」
「なるほどね。確かにあと80年一緒に遊べるとか最高じゃん。」
「そう思うと、30代も、40代もめちゃくちゃ若いね。」
「いや〜なんかこれからが”面白そう!”って感覚になった。」
「人生120歳になったこの一瞬で、人生観変わったよ!!」と。
ノリがいい人たちが周りにたくさんいてよかった~(笑)と思います。
分からないことは「決める」こともできる
いくつまで生きるか、なんて分からない。
ただ私は自分の前提として決めてみることでマインドの自由度が広がったので、今のことろこの前提を採用しています。自分の意志として「どう生きるか?」を決めるのは自由。それを決めてもいいし、決めなくてもいい。
あなたにとって、どう捉えることが心の自由度を高めてくれますか?