マンションの屋上にある縁切り神社。マンションに関係する1人1人の人生模様と手放したい「しがらみ」のお話。
〈人と違う〉さまざまな人生ストーリーが、当人の視線で描かれていて「そうだよね。それで、いいんだよね。」と、最後には自分の中にあった重たく、こんがらがっていたものたちがすっと救い上げられて軽くなったような、そんな一冊でした。
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自分が持つテーマ、どちらかというと課題のようなものって「よし、これで克服したぞ〜!」と思っても、また異なる状況で、異なる難易度で、何度も巡ってくるような気がしています。
私が最近直面していたのは、なんとなくの閉塞感。これは10代、20代、30代とそれぞれ感じてきては向き合い、整理し、決断して進んできたことでした。
「また来たか…今度のキーワードはなんだろう?
何を削り出し、何をデトックスし
何を決断したいんだろう?」
そんなときにふと投げかけられた友人からの「小説でも読んだら?」の一言をきっかけに、さっそくふらりと本屋さんへ。ぷらぷらと本棚を眺めていたら目に止ったのがこの本でした。
読み終えて
読み終えて思ったことは…
人と違っていい。
自分の中で決めてその通りに動いていけばいい。
誰に何を思われる/思われない、
言われる/言われない、される/されない関係なく。
みんな違う。
だからこそ本当は同じ部分が見つかることの方が奇跡のようなこと。
同じ悩みやテーマで話せること
共感できること
興味を共に探求できること
そういうちょっとした重なりって
本当に奇跡のようなことなんだなぁ。
その機会に出会えたHappyの方に注目したい!
そして奇跡を共有できる時間や存在を大切にしたい。
重たい絡まりはふわりと脱ぎ捨て
その中心にある結晶のようなものにもっと意識を注ぎたいな。
改めてそう思いました。
世間体、親の価値観、あるべき論…見えない箱の中に閉じ込められていると感じたときに、手に取ってみるのがオススメです。共鳴して、そのままストーリーの中でそれらをポイっと脱ぎ捨ててしまったらいいと思います。ピンと来たときにぜひどうぞ。