〈揺り戻し〉は新しいフェーズへの扉

私たちには、恒常性（ホメオスタシス）といって「安定性や一定性を維持する能力」があります。身体的な話で言えば、体温調整がその１つ。内部での調整メカニズムが働いてくれるから、暑くなったら汗をかいて体温を下げようとする。心理的な話でいうと個人的な安定性やバランスを維持しようとする傾向やその能力を指すことが多いようです。

要は揺り戻しって、「現状維持」機能が働いているってことなんです。

• 新しいことを始めた時
• 変化を起こした時
• これまでとは違うことをした時

それは意図もなく、悪意もなく、意地悪でもなく、本能的な〈安心・安全〉のために、現状維持システムが働いている。

なんなら「サンキュー！」と言ってあげたい。

そして揺り戻しは〈あなたがあなたにメッセージを送っている〉と考えることもできます。

「お〜い！これまでとは違う方向に向かってるよ！」
「新しい行動しているよ！」
「大丈夫！？本当に安全なの！？安心なの？」
「そっちに進むのー？」

摩擦を起こすことを通して一度立ち止まり、意志を確認する機会を与えてくれる。私は、こういう大切な役割を担ってくれている〈揺り戻し〉という現象は〈新しいフェーズへの扉〉と言っています。

新しい扉を開くも/開かないもそれはどっちでもOK！それはIt’s up to YOU.あなた次第です。ただ、揺り戻しが起こっている時はまさに「フェーズ・シフトの決断の時だよ〜」ということ。そしてこの時にこそ”心”を見直す大切なチャンス！と捉えてみるのが、オススメです。