セッションを最大限活用するコツの1つに「気づきや発見を言語化しておくこと」があります。
パーソナルセッションでは、毎セッション終了後にリフレクション(振返り)ができるフォームをご用意しています。(詳しくはこちら)その振り返りの機会を通してクライアントのみなさんが報告してくださった気づきや発見をVOICEとしてシェアしています。
■今日のセッションでの新しい気づき、発見はなんでしたか?
ふとした瞬間に自分から飛び出す一言が、自分の中にある本質から来ているなぁというか、素が出るなぁということ。
(仕事をする時のイメージとして出てきた)「選手名鑑」という一言は発した瞬間そこまで腑に落ちてなかったんだけど、咀嚼していくうちにすごくしっくりきたので。
■セッション前後ではどのような変化がありましたか?
プレーヤーとマネジャーの違いみたいなところへの意識が向いた。前々からマネジャーになりたい、なるべきだと思っていたんですが、よりその意識が強くなった気がします。
■自分自身について今日は新たにどんなことを発見しましたか?
自分は「目」の人間。「映像」の人間であること。(視覚優位な特徴があるということ)
■終わってみて「今日の本当のテーマ」はなんでしたか?
イメージ出来ることの大事さ。自分の場合は映像になっているかどうかがとても大事なので(その仕事が「できるかどうか」とは、全部自分の中で映像になっているかどうかで決まる。)そこを改めて実感したなぁと思っています。
■今日のセッションを通じて決めたアクションは何ですか?
イメージを深化させること。そのために言葉にするとか、書くとかが大事。
■今日の感想
毎回そうなんですが、セッションの後ってすごく脳みそを使っているからか、前頭葉のあたりが筋トレ後のような疲労を感じていて、しばらく時間が経つと強烈な眠気に襲われますw
本来、自分の中にあることは数秒で答えが出ると言われています。
セッションでは、あえてテンポよく「質問を聞いたらすぐに答えてみてください」とお伝えすることがあります。その瞬間に思い浮かんだこと、ふと出てきた言葉、イメージ、感覚、場所、色…なんでもOKなんです。
普段だと常識やこれまでの経験、自分のセルフイメージなどを優先するあまり、言語化できなくなってしまっている「本当の心の反応」をアウトプットするためです。もちろん発言した後に変更してもいいし、変わってもOK。
大切なのは、質問という刺激を受けてぽんっと出てきたその反射の中に、今後のヒントがたくさん隠されているということです。
* * * * * * * *
またセッションの後、頭や心の奥底に脱力感や疲労感を感じられることがあります。それは普段は使っていなかった心や思考のパートを使った証拠です。いつも使っている筋肉ではなく、普段は意識しない部位を効果的に筋トレすることで身体をこれまで以上に効果的に使えるように整えていくように、普段のルートではないところに光を当ててストレッチするようなイメージです。
身体を思いっきり動かした後には、心地よい疲労感で睡眠を欲するのと同じように、思考や心をストレッチさせた後にも同じようなことが起こります。また心と思考がより柔軟になり、慣れてくると疲労感や眠気に襲われることは少なくなっていきます。最初慣れるまでは、セッション後に軽い休憩を取る時間と場所の確保をしておくことがオススメです。そうすることで心と思考のストレッチが定着しやすくなります。