「せっかく1のことをやるなら、その影響を2ではなく10に広げてレバレッジをかけたい。」そう思いませんか?
そんな考え方からセッションやワークショップ終了後には「リフレクション・フォーム」というオンライン振り返りのフォームをご用意しています。実はこれ、セッションやワークショップなどの学びや気づきの後に5分取り組むだけで、1の行動を10に広げてくれるものなのです。
今回は脳の特徴を元に、学びや気づきを効果的に深めるための方法と、なぜそれが大切なのか?「リフレクション・フォームの理由」とセッションを10倍活用!する方法をご紹介します。
目次
Toggleリフレクション・フォームとは?
リフレクション・フォームとは、内省のための【質問票】。
パーソナルコーチングやワークショップ終了後に、その時の気づきや学び、決めた今後の具体的なアクションなどを記載しておくことができるようにオンラインのリフレクション・フォームをご用意しています。
自分の思考の枠に当てはまらないものは、一瞬で忘れていく
私たちの思考は
- これまでの思考の枠になかったもの
- 新しいこと
- 慣れ親しんでいないもの
に出会った時、それらの新しいことを1回で受け入れることは困難です。(ほぼ不可能…)
私たちが考え方や、思考パターンをより柔軟に、選択肢を広げていこうとする時には、その新しい枠組みについて何度もアクセスすることがとても大切になってきます。そうやって新しい枠組み、考え方、思考パターンに何度も触れたり、何度も考えたり、何度も思い出すことで、徐々に慣らしていくのです。そしてそれが「自然」と感じるほどに慣れ親しんだ時に新しいパターンが身につきます。
セッションでは、これまでとは異なる新しい考え方、選択肢がたくさん出てきます。その時に重要なのは、その新しいものに、なるべく多く触れることなのです。
思考や感情の変化は、可視化できない?
筋トレや、ダイエットのように身体を変える時には、それを数値化したり、写真で記録したりすることで「変化を可視化」することができます。では…思考や感情はどうでしょう?自分の変化を可視化して実感した経験は、ありますか??
多くの方が「自分の内面的変化を数値化したり、形で実感するのは不可能だ」と考えます。だから捉えづらいし、分からない。成長実感を得られない、どこに向かっているのか分からないという葛藤も生まれます。過去の私も、そう考えていました。
しかし実際は違いました。思考や感情の変化も、可視化することは可能だったのです。それが「言葉にして、記録しておくこと」です。「嫌なこと」についての記録が多かったクライアントさんが、3ヶ月経った後は「よかったこと」についてが増えている。イライラすることが多かったという記録が、3ヶ月後にはその対処法についての記録が増えている。最初は長文でのリフレクションだったのが、要点をまとめた記録形式に変わっていく。逆に端的だった表現が、気持ちや考えを言葉で表現できるように変化していく。
言葉にして記録しておくことで、触れることも、直接みることもできない思考や感情の表現の変化を「見える化」することができるのです。
無意識は基本「同じ」「変わらない」方へ向かいます
セッションは、コーチと話す中で普段考えないような部分に質問という光を当てて、新しい視点、考え方、表現方法がその場で生まれてくる「ひらめき」の機会です。「え!」とか「そうか!」とか「まさか…本当はそうしたかったなんて…」などなど、1人だといつもの思考ループで考えていたことが、コーチからの質問で「気づけばその枠から“ぽん!”っと飛び出してしまっていた!」という経験をする時間です。1人ではどうやっても見つけられなかった突破口を、見つけるのです。
突破口を見つけたあとは、そのドアを開けて歩みを進めていく必要があります。ただ、その突破口は一瞬開いただけですぐに、簡単に、その場所が分からなくなってしまいます。なぜなら私たちは「同じ(変わらない)=安全」という本能があるので、新しいドアを開けるというのは「違う(変わる)=危険」ということで無意識的に抵抗が生まれます。せっかく見つけた突破口なのに、無意識では「見ない」「変わらない」「これまでと同じ」方へと全力をかけて力を働かせます。
私たちはこの無意識の仕組みを上手に活用していく必要があります。つまり、無意識的に「安全で、これまでと同じ、抵抗が少ない方へ」と流れるのであれば、意識的に必要な新しい枠組み、考え、捉え方に多く触れる機会を仕組みとして作ってしまえばいいんです!そのために取り組むのが「リフレクション」なのです。
無意識と上手に付き合う方法
変わりたいのに変われない。
気づきを得たのに、すぐ忘れてしまう。
成長したいのに、思うように行かない。
その理由は「あなたの無意識が正常に働いているから!」に尽きます(笑)。ブラボー!そしてその私たちが本来持つ力に逆らったって、ただエネルギーを不毛に消費するだけです。努力の方向性のミスマッチです。
向かうべき方向性は「何度も同じ情報にアクセスしていると、それが当たり前になる=新しいスタンダートになる」というこれまた無意識の特性を利用して変化をスムーズに引き起こす仕掛けを作っておくことです。
気づきや学びをスムーズに取り入れて、1の気づきを10の変化に繋げていくために重要なのはその小さな気づきを言語化し、記録して、そこに何度もアクセスすることです。そして無意識に「これは新しい(=危険)なことではなく、慣れ親しんだもの(=安心)だよ」と教え込ませていくんです。
1の気づきを10倍に活用する
セッションでの気づきを、日常生活でどう活かしていくか?それをどう取り込んでいくか?が何よりも重要なポイントです。セッションをさらに効果的にするための振り返り事項。リフレクション・フォームに載せているのはすごくシンプルな質問ですが、実はとても厳選して選んでいます。
リフレクション・フォームはご自身の気づきをピン留めしておき、セッションの中での気づきや決断について再度考える機会を持ち、言葉にし、記録しておくことで、自己理解をより深めるとともに変化への加速度を高めます。
5分のミラクルタイム
リフレクション・フォームは「やっても、やらなくてもどちらでもOK!自由にお選びください。」「やりたい時にやるだけでもOKです!」とクライアントのみなさんにはお伝えさせていただいています。
人によって「言葉にするのが苦手で、どうしても時間がかかってしまいストレス」ということもありますし「今はまずセッションを受けることから始めたい」という方もいらっしゃいます。やりたいと思った時、できるかもと思った時に、やり始めることが一番です。
リフレクションの効果やその理由を理解しながら、自分にとって今必要なのは「やる」選択なのか、「やらない」選択なのか。それを選ぶこと自体も大切なステップです。
せっかくセッションを活用していただくならば、本当に、本当に、本当に最大限活かしてもらいたい!その最大化の方法の1つが、セッション後5分でできる「リフレクション」タイムを持つこと。それを頭の片隅に入れておいていただけたらいいな、と思っています。
セッション後5分のリフレクションで
その効果は10倍以上に!
(ライフコーチERI調べ☺︎)
リフレクション・フォームを活用いただいた際には、許可をいただいたものだけVOICEとして掲載しています。
「他の方のリフレクションが参考になる」という声や、ご本人からは「“これ私のだ!今取り組めているかな?”とリマインドになりありがたいです。」等の声をたくさんいただいています。参考にご覧になってみてください。