これまでの当たり前に違和感を感じ始めたとき、多くの場合最初は「そんなはずはない」とか「いや、気のせいだ」とか否定したくなるものです。
しかしそうやって自分の気持ち、気づいていることを、見て見ないふりをすればするほど、違和感は色濃くなり、望まない出来事が増えていく。そんな経験はありませんか?
それは間違いなく「何かを変えるべきタイミング」です。
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Toggle【ご感想】VOICE:20代女性(転職活動中)
継続的にご一緒させていただくプライベートセッション。各回のセッション後にいただいた振り返りから抜粋した気づき・発見・ご感想のリアル・ボイスです。
今回は4年前の出会いから伴奏させていただいているクライアントさん。長期継続でご一緒した後、頻度を減らしながらもさまざまな人生の転換点でセッションご依頼いただき、ご一緒させていただいています。今回もお仕事を切り替えるタイミングでのセッションでした。
〈自分を知るために、他者視点を知る〉
今回「自分のことを知りたい」と思った時に、自分自身で深堀りするのではなくて「他者(えりさん)からの視点を知ることが必要だったんだな。」と思いました。「セッションを受けたい」と無意識に思っていたけど、これが今自分に必要と思って選択していたんだと気付きました。
〈今の本当の願い〉
これまで人に対して
- 内視鏡のようにズームインした視点を持ち(相手を知ろうとする視点)
- 相手にチューニングすることが好きで(相手に合わせるのが好き)
- それを深めていきたい(相手との関係性を深めていきたい)
と思って動いてきた経験がありました。しかし今は…
- 本当は…自分の事を知って変わりたい。
- 相手を知るのではなくて、自分を知って発信する側になりたい。
という願いが出てきて驚きました。
〈自分が変わらずに済む方法を選んだきていた!!〉
これまで「環境を変える」ということで「自分が変わらずに済む方法」を選んできたということに気づいてしまいました。
「自分をよりよくしたい」という気持ちは強く、キレイになるためのことはやってきましたが、振り返ると外側ばかりを変えようとする行動を選択していたと思います。
〈今までと逆方向に回そう〉
これからは「今までと逆方向に(考え方、やり方、視点、流れを)回す」というのがすごく腑に落ちています。
- 目の前のこと、自分のことも、客観的(they:観察者の視点)に捉える意識をしていくこと。
- 日々の出来事を「事実」と「解釈」とで分けて、何でもかんでも自分の感情を入れないこと。
- 仕事においては、これまで「苦労しないと稼げない」「仕事は全力でやって得られる対価」と思っていました。しかし力を抜いて淡々とやることも身に付け、頑張りすぎない形で次の仕事を決めていくこと。
新しいことを自分の習慣にするには時間がかかるけど、そこを本当に変えていきたいなという気持ちです。
習慣化のコツは、繰り返すこと
人生の転換期では、それまでの当たり前が180度ひっくり返る事がよくあります。というか…ひっくり返さないと次へ行けない場面に出会います。ひっくり返るその内容は人それぞれですが、今回のご相談ではさまざまなコトがあがってきました。
- 相手を知りたかった→自分を知りたい
- 相手から影響を受けたかった→自分が影響を与える側になりたい
- 過去について思い出しがちだった→未来について考えたい
- 事実と自分の解釈をごちゃ混ぜにしていた→事実と自分の解釈を切り分けて捉えられるようになりたい
こうやって「これまではこうだった」けれど「これからはこうしたい」を明確にする事が大切です!(これがコーチングでいう現在地と目的地の明確化です。)
⑴⑵については【主体】の他人→自分への切り替え。
⑶については【時間】の過去→未来への切り替え。
⑷については【事実と解釈】を切り離して捉える練習が必要になります。
これまで習慣的に使っていた考え方、思考のクセ、マインドセットが「今の自分にはもうフィットしない」と気づくことができたら、私たちはそこからいくらでも自分自身を変えていくことができます。そしてその方法もシンプルです。なぜなら新しい考え方、マインドセットが定着するまで繰り返すこと、だけだからです。行動習慣は日々の行動の繰り返しで身につけられます。思考習慣も同じです。日々の意識の繰り返しで身についていきます。習慣化には一定期間は必要ですが、一度新しい思考習慣を身につけたら一生もののスキルです。ここはコツコツやっていきましょう♫