じんわり、ぼんやりとそばにあり続けた快感や不快感は
「気づきづらい」という特徴があります
本当に好きなものや、本当に不快で手放したいことほど、自分で気づいていないことが多々あります。それはなぜなら「当たり前」になっているから…。でも、だからこそ!それに気づいて、自分の選択を変えると「あらまぁ!」と驚くほど楽な状態になるということをこれまで何度も経験してきました。
どうやってその「当たり前」になっている、大切なものに気づけるのかなぁと色々と試して来た結果、一番の近道は「いいな!好き!」や「嫌だ。違和感。不快!」に出会う度にそのポイントをキーワードに落とし込んで、メモすることでした。
例えば「○都市も自然もどちらも好き」「○ミニマルなこと」「×言っていることと、やっていることが違うのはイヤ」みたいに。そしてその書き溜めた内容を、半年に1回ほど集めて見返してみると、そこから「好きなものの共通項」と「嫌いなものの共通項」が浮かび上がってきます。
私であれば好きなことの共通項は「バランス」「シンプル」「遊び」。嫌いなことの共通項は「不一致感」「一方的」「不自由」などなど。そして「この共通項が私の今の価値観なんだ」と自分にしっかりと認識させてあげるようにしています。(価値観とは?詳しくはこちら)
嫌いなことに関しては今後はもう「選択しない」と決める。もしくは少しでもその「接点を減らす」「時間を減らす」ように選択と決断を変える。好きなことに関してはその逆でそれとの「接点を増やす」「時間を増やす」ということを決めて、具体的に行動に落とし込んでいく。
そうやって自分の価値観と、選択・決断・行動が自分自身に馴染むようにしています。言葉にするとすごくシンプルなこと。シンプルだからやろうと思えば誰でもできるけど、やり続けることの難しさにも直面しました。回数も必要だし、時間がかかることもある。けれど自分の価値観に沿って生きるとは、そういうことなんだなとも納得するようになりました。納得というか、降参?かもしれません。今、今、今をしっかりと五感ぜんぶでキャッチして、そこにチューニングし続けていく必要があるんだな、と思っています。
あなたが慣れすぎてしまっている「心地よさ」と「不快感」にはどんなものがありますか?