自分らしさは「見つける」のではなく「思い出す」もの
「自分軸を持つ」とか「自分探し」の本質は「見つける」のではなくて「思い出す」なんだな、といろんな方とのセッションで教えてもらいました。
「探す」とか「持つ」という動作は追い求めるもの。つまり「こういうものを見つけるんだ」「持つんだ」という目的が先にあるので「あるべきもの」つまりは幻想に自分を当てはめようとする力が働きます。
本質的に自分を見出すというのはそういうことではなくて偶発的だったり、必然的に「思い出すもの」であってさまざまな体験、経験、刺激を受ける中で自ずと浮かび上がってくるものでした。
だからパーソナルセッションをやっているとよく聴くのが「思い出した」という言葉です。「そういえば…」「全然関係ないんですけど…」と始まる話は、実は重要なヒントが隠されていることばかりです。
「自分」とは求めれば求めるほど遠のいていくもの。「ない」前提で進むのではなく「ある」限定で進んでいくこと。「ここではないどこかへ」ではなく「ここにある、まだ気づいていなかったここにあるもの」に気付き、思い出すもの。そうやってちょっとした視点、前提を変えて見直してみると自分のことを受け入れやすくなっていくと思います。
思い出す機会、持っていますか?