ESSAY

「自分」は常に変化していくので【1.自分の現在地】は、定期的に棚卸しする必要があります。

自分自身が変化するので「求めているもの」も変わっていきます。そのため【2.自分が向かいたい目的地】も定期的に見直さなければ間違ったところへ向かってしまいます。

現在地も、目的地も変わったら、移動距離や方法・ルート・時間ももちろん変更しますよね。本当は飛行機でひとっ飛びで行けるところを「徒歩しかないから！」と思い込んで同じ方法にしがみついているともったいない。【3.自分の目的地への移動】も都度アップデートが必要です。

多くの場合、それぞれの定期チェックが面倒くさくなって気づいたら「こんなはずじゃなかった！」となっているように思います。逆にこの３つの棚卸しさえしておけば、自分という道から外れることの方が難しいかもしれません。

例えば、手際が悪い人にイライラするっていうことがあるとします。本人は手際がいいのが当たり前だから、気になっちゃうんですよね。つまりは「その人は手際がいいから、そうでないこととのギャップに気がついている」ということ。つまりは自分にはその人には気づけていないことに気がつけているんだ、ということを教えてくれた出来事とも言えませんか？それが強みであることを教えてくれているっていう出来事として、捉えることもできるのではないかと思うのです。

他にも掃除をしていて「この部分、まだ汚いよね。」と気づいてしまったばかりに怒りを感じるとします。それは自分自身が「細やかなところまで気が付く」「気が利く」「細やかさがある」「視野が広い」そういった強みがあることを教えてくれてると捉えることも可能です。

もちろん、怒りは怒り。そういう出来事が怒るのは最悪。その捉え方を選ぶのもありです。人生はすべて自分の選択です。ただもしも、イライラや怒りの出来事も「自分の能力を教えてくれてる出来事だ」と捉え直すとしたら、今後自分の人生にはどんな違いが生まれるかなと想像してみるのも悪くはないと思います。

私も以前はイライラすること、怒りを覚えてることがあると「あぁもう本当に最悪。」「なんでこうなるの…」とぼやかずにはいられませんでした。ただ、この捉え方を試すようになってから、嫌な出来事が起こった後の気持ちと状況整理のスピードが格段に上がったのです。すると不快な時間を短くすることができるので、以前よりも長く心地いい状態でいることができるようになりました。また自分の強みや人との違いにも、より自覚的になれるようになったので、自分がどんな人かを冷静に、落ち着いて受け入れやすくなったこともすごい良かったなと感じています。

その中でも特に心理学に関する情報は人生をより良くしていくのに、やはりとても役立ちます。そして

• あなたはこういうタイプ！とか
• こうするとうまくいくよ！という

実践的な内容を知って「💡」とすることと同じくらい

• そもそも…心理学ってなに？
• どんな心構えでそれを活用するか？

という前提を知っておくこと、理解しておくことは何より大切だと感じます。

これまでの比ではないほどに「自分はどう捉えるか？」「何が欲しいか？欲しくないか？」「何を望み、何は望まないか？」「どこに行きたくて、どこには行きたくないか？」

他の指標は何も参考にならずに、自分の声だけを頼りに歩んでいく必要があるんじゃないかな、って。

この宇宙に存在するものの95%以上はまだ分かっていないと言われています。 また私たち人間は、自然界に存在するもののすべてを知覚できるわけではありません。

「目で見えるもの」「耳で聞こえるもの」「感触を得られるもの」だけで世界は成り立っていない。私たち人間が解明できていることも、私たちが五感で感じられるものも、全体のうちのほんの、ほんの、ほーーーんのわずかであるということを知った時、大きな衝撃を受けました。

この世界には、私たち人間には物理的に「見える」ものと、物理的に「見えないけれどあるもの」と、２つのものが存在しています。

「目で見えるもの」だけでなく「見えないもの」を掴もう、知ろう、調和してみよう…としていく面白さは、 一度気づくとこんなにも楽しいことはありません。

【自分らしく生きるステップⅡ】は自分自身と、周りのありとあらゆるものとのハーモニーを楽しむことなんだ！ということを知りました。